焼きガニの場合レシピというほどのものはないようにも思います。基本は、扱いやすいように関節あたりで外したカニを焼くだけ。あるいは、一匹まると丸ごと焼くだけ。調理するより、火おこし、火加減に労力を使ってしまうかも。
とても原始的な調理法の焼きガニは、料理といってよいのかどうかわからないくらいシンプルですが、カニの魅力をそのまま味わうという点ではこれが一番の料理方法だと思います。
焼きガニの材料は色々ですが、ポピュラーなところではズワイガニでしょうか。すでに切り分けてあるならそのまま焼く...でOKですが、贈答品でよく見る丸ごと一匹ならば、適宜切り分ける必要があります。
大型のカニは甲羅が堅いので、包丁は気をつけて使うようにしましょう。文化包丁は薄刃だからオススメできません。安全も考えて、できれば身厚な出刃包丁を使いたいところです。「切る」ではなく「割る」ような感覚で、一気に押し切るのがコツといえばコツ。中途半端に力を入れても刃先がうまく食い込みません。
■焼きガニのレシピ
- 七輪に火をおこす
- タワシでズワイガニを洗う
- 甲羅をはずし、カニみそを甲羅に移し、エラを取り去るく
- 脚を外して縦に切れ目を入れる
- 熱した網の上にカニを乗せて焼き、塩少々を振る
- カニが赤くなったら食べ頃
レシピでは大型のズワイガニを焼くという設定ですが、小型のカニならば身をきれいにこすり洗いしたら「ふんどし」だけ外してそのまま焼き上げるようにすればOKです。
使うカニは新鮮なほどよいのは当たり前。生食できるくらいの鮮度のカニをあえて焼いて調理するところに、この料理の本当の良さがあります。ズワイガニ以外のカニでも新鮮なカニなら、焼きガニにすれば美味しいはず。ガザミの丸焼き(姿焼き)などは好みが分かれるところですが、独特の香りに、海の幸だなぁ...と感じ入ってしまいます。
焼きガニは両面焼きをする必要はありません。片面のまま焼き上げて、表面が赤くなったら食べ頃です。また、甲羅はカニみそがこぼれないように注意して焼いてください。たっぷりと蟹の風味を味わうことができます。
ところで、『カニは食ってもガニ食うな』って聞いたこと有りますか?「ガニ」はカニのえらのこと。カニみその近所にあるひらひらしたやつですね。えらにはゴミとか寄生虫が付着していることがあり、食べると腹痛を起こすことがあるそうです。